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大授戒会について

2024.11.27

授戒会は、一定の期間を定めて、出家・在家を問わず、戒を授ける法会です。授かる方からいえば受戒です。


戒のことをインドの言葉(サンスクリット語)でシーラというので、尸羅会ともいいます。


戒とは、仏弟子として生きるために守るべき「仏の戒め」という意味です。


古くはお釈迦様の時代(約2500年前)に、お釈迦様がお弟子に戒と仏法を授けられたことに始まり、戒法を受けること、つまり受戒することにより、初めて仏弟子になることが許されたのです。


日本では、唐より鑑真和上が来日して、天平勝宝6(754)年に東大寺大仏殿の前に戒壇を築き、聖武上皇、光明皇太后、孝謙天皇をはじめ、僧俗500名余の人が戒を受けたのがはじめとされます。


授戒会は正しく仏の弟子となるために修行する法会ですから、仏教徒にとりまして、まさに最初の入り口となる大切な行持です。


3日間の修行期間ですが、長い人生の中で、必ずや大きな節目、転換となる日となります。

授戒会により、一度しかない人生の有り難さ、生かされている命の大切さを深く感じ、正しい生活の指針とすることが出来るのです。


当山では、この度、開創100年を記念として、大授戒会を発願し、開筵することとなりました。


檀信徒有縁の皆さまには、一生の間、数少ないこの機会に、ぜひ入戒していただき、本当の安心を得る法縁とされますよう、おすすめ申し上げます。


令和6年11月吉日

大圓山長楽寺住職 田伏公英
昭和38年4月  永平寺73世 熊沢泰禅禅師戒師のもと

授戒会を厳修

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